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末期がん(肝臓がん)闘病記 44
44:病室での出来事
~この闘病記の内容は2004年(平成16年)4月頃の出来事です。~
病室での入院の支度も一段落付いた後、私は妻に一旦自宅に帰るように話した。
妻が帰った後、私は病室から外を眺めていた。
この窓からも浅間山が見えた。
私は末期がん 肝臓がんの告知を受けた日の事を思い出していた。
あの日、初めての入院でいきなり末期がんの告知を受け、
これから私はどうなってしまうのだろうかと言う気持ちで浅間山を見ていた。
今でも不安は山ほどあるが、あの日よりは希望を持って見る事が出来るようになった気がしていた。
・・・とそこに、同室の窓際にいる方が私に話しかけてきた。
私より年配の方で、病状は私と同じ肝臓がんだった。
その方はこれから抗がん剤の治療が始まる様子だった。
その方は私に
「コレはがんに効くらしいよ。」と、サイドテーブルの引き出しを開け、
スティック状のものを私に見せた。
「これは何ですか?」 と訊ねてみると、ナント、アガリクスとの事だった。
その方のテーブルの上には、アガリクス関連の本が何冊もあった。
「ずいぶんありますねぇ。これ、全部読んだのですか?」と訊ねてみると
「そんなモノ、読みたくもないよ。それよりこれ、飲んでみるかい?」
と、そのスティック状の健康食品を私に差し出そうとしていた。
私は違うものを飲んでいるからと遠慮した。
「がんに効くらしいよ。」と言っていたその方自身が半信半疑だった。
私はその後、ベッドで横になり休んでいた。
しばらくすると、ひとりの先生が私のところにやってきた。
「私が担当の主治医です。」と言うので、私も挨拶をした。
その先生は、後で胆管を広げる詳しい説明をしますのでとの事で、病室から出て行った。
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