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末期がん(肝臓がん)闘病記 228
228:主治医の【本音】を聞く
~この闘病記の内容は2006年(平成18年)2月頃の出来事です。~
血液検査の結果を聞き、私が主治医にお礼を言った後
主治医がいつに無く真剣な顔で私に話しかけてきた。
「僕も笹野さんのように元気になられた患者さんの姿を見ると
本当に嬉しく思います。
僕達も日々一生懸命頑張って治療をしていても
報われない方の方が多いですからね・・・。」と言った。
この主治医の言葉には、長い闘病生活において
私が、がん患者さんの多くの死を私自身の目で見てきた事があっての
主治医の【本音】の言葉だと思った。
主治医は1年半の間、私の病状をいつも見守っていてくれた。
それだけに思いも余計に複雑だったと思う。
私は私なりに1年半と言う長い闘病生活の中、
患者として病院内でのいろいろな出来事、
そして同じ がん 患者さんの死を目のあたりに見て来た。
そうした病院内での事も私が知っている事もあってか
主治医は医師としての本音が言葉で出てしまったのだろうと思った。
そして主治医に「今後はどうしますか?」と聞かれた。
私は
「もしよろしければ3ヶ月に1度のペースで血液検査を受けて
様子を見て行きたいのですが。」と言った。
主治医も了承し、私が申し出た通り3ヶ月に1度のペースで
血液検査を受けるという事で診察が終わった。
診察室を出ると診察の順番を待っている方々が
一斉に私に視線を向けてきた。
どの方も不安なのかそれぞれの顔の表情は暗かった。
私はこの方々には大変申し訳ないが
私の心の中は晴ればれとしていた。
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