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末期がん(肝臓がん)闘病記 209
209:【がんの告知】について思う事 1
~この闘病記の内容は2005年(平成17年)11月頃の出来事です。~
私は2004年(平成16年)3月に肝臓がんの告知を受けた。
検査後の結果を主治医の口から
「病名は肝臓がんです。」と妻と二人で聞かされた。
唐突だが、今思えばあの時、私に がん の告知をしてくれた事で
がん と直接向き合う気持ちが出来たのだと思う。
以前私の兄が胃がんの末期で入院していた時、
当時の主治医から兄への胃がんの告知は無かった。
兄が亡くなるまで私達家族は兄に一切悟られないようにと気を使った。
兄には胃がんではなく、持病の胃潰瘍と言う事で
治療をすれば良くなると話しをする他に無かった。
始めから治療方法が無いのであれば
あの時直接主治医の口から私のように兄に告げて欲しかった。
兄は点滴を受ける毎日でイライラしていた。
ある日、仕事の話しで兄の所へ行った時、兄から
「手術をするのか?これからどんな治療をするのか聞いてきてくれ。」
と言われた事があった。
私は主治医の所へ行き、話しをすると主治医から
「弟さんからお兄さんへ胃がんだと言う事を告知して欲しい。」
と言われた。
今さらそんな事を言えるはずが無い・・・。
本当にこの主治医には怒りを覚えた。
私は主治医から肝臓がんの末期だと告知された事により、
身辺整理や心の準備、そして闘う気構えなどを持つ事が出来たが
兄は全く告知されていなかったので訳が分からないまま
ただ『治療』と言う名目だけで病院の中で患者として縛られるだけだった。
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