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末期がん(肝臓がん)闘病記 115
115:がん治療について
~この闘病記の内容は2004年(平成16年)10月頃の出来事です。~
入退院を繰り返す中、病院の中では本当にいろいろな事があった。
やはり今でもがんと言う病気は
末期の胃がんで治療を受けていた頃と何も変わっていないと感じた。
医療は進歩していても末期がんの治療に
抗がん剤のみの治療では無意味なのかも知れない。
抗がん剤の治療でかえって副作用がおき、
患者も家族も戸惑う姿を病室で何度も見てきた。
私のように長い間入退院を繰り返していると
患者さん本人であったり、家族の方であったり、
いろいろな方々と話しをする機会が多かった。
今でもこの世を去った多くのがん患者さん達の面影は消えない。
目を閉じるとその方々ひとりひとりの思い出がよみがえって来る。
『健康な人には病気の人の心は分からない』
この言葉は一人の方との出逢いの中で聞かされた言葉だった。
がん患者のひとりとして私も同感する。
私はこの言葉の重みが痛いほど良く分かるし伝わってくる・・・。
さて、この時の入院は私が意識を失い倒れてしまった事で
主治医もかなり慎重になっていた。
胆汁の出る量も1日3,000㏄前後と多い日が続く毎日だった。
私は時折主治医に退院の話しをしてみたが
なかなか首を縦には振ってくれなかった。
10月は私の一番好きな季節・・・、
今頃軽井沢周辺ではキノコ狩りを楽しむ人達が思い思いに
足を踏み入れている事だろう。。。
そんなある日、昼食のメニューにビックリした事があった。
病院側の配慮なのか?それとも何かの記念日なのか・・・、
紅葉の季節に合わせ、紅葉狩りにでも行ったかのような気分にさせるメニューだった。
エビに刺身ととにかく所狭しとギッシリ入っていた。
これが本当に病院の食事???
食べる事が大好きな私にとって
この時ばかりは素直に嬉しかった。
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