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末期がん(肝臓がん)闘病記 11
11:カテーテル手術を受ける
~この闘病記の内容は2004年(平成16年)3月頃の出来事です。~
3月18日、この日は肝臓がんの腫瘍に直接抗がん剤を注入し、
がんの治療を行うカテーテル手術の日だった。
この治療方法は、私が当時飲んでいた健康食品と、最先端のがん治療で有名な
K県の病院と同じ治療方法だった。
局所麻酔で行う手術だった。
局所麻酔なので、手術中、先生方の交わす言葉が全て聞こえて理解出来た。
手術中に自分自身に意識があるという事は、結構気持ちが良いものでは無かった。
でも、初めての経験ではあったが医療技術のスゴさだけは痛感した。
あんなに細いワイヤーみたいなものが血管を通じてモニターを見ながら
肝臓まで達してしまう・・・。ある意味感動モノだった。
カテーテル手術が終わってから2,3日は絶対安静でなくてはいけない。
私にとって、タバコも吸えない、動けないという事が何よりも苦痛だった。
手術後、両手に点滴をして、脇からは胆汁のチューブが出ている。
トイレにも行く事が出来ないため、尿のチューブも下がっていた。
この状態を健康な人が見たらどう思うだろうか。。。
ほとんど動く事が出来ないのだ。
言葉では言い表す事が出来ないくらいの苦痛だ。
そして考える事と言えばこれから先私は一体どうなってしまうのだろうかという事のみ。
肝臓がんを告知されてから、【がん=死】という事が頭の中を駆け巡っていた。
死の恐怖を感じながら不安な日々を送っていた。。。
『オレはこのままこの病院を出ることなく終わってしまうのだろうか。。。』
『いや、絶対にこのまま死にたくない。何としても生きなければ!』
おふくろや妻、そして子供達や孫の顔が浮かんだ。
楽しく過ごした日々ばかりが思い出される。
今までいろいろな事があったけれども、
この時ほど死を身近に感じた事は無かった。。。
私は死にたくない!生きたいんだ!!!
死に直面すると、もっと生きたいと思う気持ちがより強くなる。
そんな時、人は神にすがる思いで心から祈るのだろうか。。。
私はそう思いながら祈り続けていた。。。
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